瀧丸の手記

晴れときどきふわふわ

5/14 シン・ウルトラマン感想日記

空想と浪漫、そして友情

 

今日はシン・ウルトラマン見てきました

シン・ゴジラに続く庵野さんが携わる特撮作品という事で

少し高めなハードルでしたが、それを軽々と超える内容で良かったです

シン・ゴジラの蒲田くんよろしく、下手な事を書くとネタバレになるので

本格的な内容は後で書きます

 

新宿バルト9で見たのですが、ちょうど同じビルで

シン・ウルトラマンの物販や

原型の複製などが展示されてたので、それを撮ってきました

シン版を作るに当たって、実際に原型が作られていたことにちょっと驚きだったり

 

あと、ボトルホルダーも買ってしまいました

映画館で見る時はいいですけど

これ、家で活躍する場面ないですよね・・・

 

以下、ネタバレあり

 

 

一番最初に驚いた所は

ウルトラQのタイトルロゴ出てからの、ウルトラマンのロゴがドーンと出るオマージュで

最初にシン・ゴジラのロゴが出て、そこからシン・ウルトラマンって出てくる所ですかね

うわー!そうきたかー!って不意打ちを受けました

 

あとネロンガ戦のシン・ウルトラマン、Aタイプ寄りの荒い顔で、いつものカラーリングから赤を抜いた、銀一色で登場して

次のガボラ戦から、いつもの赤と銀になるってのも予想外でびっくりしました

この辺りはネクストやネクサスのアンファンス→ジュネッスみたいな流れみたいですね

ウルトラマン(主に平成作品)だと、「銀色の巨人」って呼ぶ事多いですけど

基本赤と銀ってカラーリングが多いので、「言うほど銀色か?」「どちらかと言うと赤い巨人では・・・」と思ったりするので、

初登場時に銀一色で、そこで「銀色の巨人」って呼ばれるのは

なるほど上手いなーと思ったり

 

あとシン・ウルトラマン、ご存知の通りカラータイマーが無いの完全に意識してなかったので

体色の赤い部分が黒に近づく事で、時間切れやエネルギー切れを表すのも考えてもいなかったので

予想外のやり方を取ってきて、一本取られました

ウルトラマンの生みの親である成田亨さんである、ウルトラマン神変という

銀に黒のウルトラマンってカラーリングもカッコいいな~と前から思ってたので

こんな形で映像作品に出てきたのは嬉しいですね

(厳密には金に黒というカラーリングみたいですが、イラストで見ると銀に黒もしくは白に黒という感じに見えるので・・・)

 

戦闘シーンはウルトラマンと禍威獣ともにCGなんですけど

シン・ゴジラ同様、その辺りはちゃんとクオリティ高くて

安いっぽいという事は全く無かったです

個人的にはザラブ星人戦の夜の市街地上空で戦うシーンや

終盤のゼットン戦が好きです

 

そうそう、今回ゼットン出てくるんですよ

地上から姿が見えるくらい、めっちゃデカいんですけど

でか過ぎんだろ・・・

しかも、ゾーフィっていうウルトラマンと同じ光の星から来た人が

地球人類がウルトラマンと同等以上の生物兵器になりうる可能性が全ての宇宙に伝わり、危険な存在となった地球人類を滅ぼすためにゼットン使うんですけど

え?

そうそう、ゾーフィも出てくるんですよ

ゾフィーじゃなくて、ゾーフィです(パンフレット参照)

ウルトラマンと似た姿、終盤に出てくるという点はゾフィーなんですが

お前がゼットン使うの!!!って感じでこれまたビックリしました

この映画、毎回驚かせてくる・・・

ゼットンを使役するゾーフィっていうのは、時々ネタにされる当時の児童雑誌の誤植が元ネタみたいですが

ここでそんなネタ回収するのか~~~って思ったり

ゾフィーってZ+お段+フィー(fin)で

Zとンから構成されるゼットンの没ネームだったのかな・・・と考えたりする事があっただっけに

ゾーフィが地球に来る≒この星が終わる合図みたいな位置づけになっていたのが、個人的に好きでした

あと、ゾーフィのカラーリングも

ウルトラマン神変を元に、金と黒になってるんですよね

拾うネタが細かいというか、なんというか・・・

 

そしてゼットンと言えば一兆度の火球で、「そんなの打たれたら地球終わるじゃん」って話が有名ですけど

今回のゼットン、マジで一兆度の火球を発射するので

地球は勿論太陽系は滅ぶし、数光年先まで被害が及ぶというとんでもない奴です

真面目に一兆度の火球を出すって設定を拾うと、こんなとんでもない奴が出来るのか・・・

おまけに前述の通り、滅茶苦茶デカいので「こんなに勝てねよ~」感がすごいです

ハイパーゼットンの絶望感も良かったですが

「もう地球終わりじゃん・・・」ってなる戦意を奪うレベルの絶望が好きです

あれ、ソフビとか出るんかな・・・

 

時々ウルトラマンは「いつかは人類自身の手で地球を守らないといけない」ってメッセージが込められますが

ゼットンを使って地球を滅ぼすゾーフィと、それを阻止するウルトラマンと科特隊という構図で終盤進むので

ウルトラマンからの独立から更に一歩推し進めて、「仮に敵がウルトラマンであっても地球を守るために立ち向かう」という話に発展していくのは

挑戦的で、ウルトラマンの本質に真っ向に挑んでいる展開で

これまた上手いなぁと思いました

そして、ゼットンへの再戦で

ウルトラマンでお馴染みのぐんぐんカットが出てくるのがたまりませんでした

溜めに溜めて、クライマックスに持ってくるか~~~~

 

シン・ウルトラマンは神永さんがウルトラマンと分離し、目が覚める所でスタッフロールが流れるんですが

劇中で地球にもたらされ、将来悪用される可能性すらある危険な技術でもある

ベータシステムの処遇は人類に任せる、という判断を委ねる形での終わり方で

いい切り方だな~と思ったり

この映画、好きな所多すぎる・・・!

 

以上、シン・ウルトラマンの感想でした

ホントにあそこも良い、ここも良いっていう感じで

いっぱい好きなシーンがあって、大満足の映画で面白かったです

ウルトラマン見たことある人は、是非見て欲しい映画ですし

そこから、ニュージェネなど新しいウルトラマンも見て欲しいなぁと思ったりも

 

割り勘でいいか、ウルトラマン