瀧丸の手記

晴れときどきふわふわ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ面白かった日記(ネタバレ込み)

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 忘れない内に感想を書いておこうと思って、記事にしてます丸。

 ゴジラ見た。面白かった。

 2014年のハリウッド版ゴジラ、所謂ギャレゴジが良かったから、ちょっと期待値高めで見てたけど、その期待値も超えた気がする。

 ハリウッドのゴジラは当然っちゃ当然だけど、怪獣がきぐるみじゃなくてフルCGになるんだけど、そのCGのお陰か怪獣たちがとても大きく映って、キングギドラは綺麗だけどどこか禍々しく、モスラは神々しく羽が光ったり、流石海外だ~~~

 個人的にはゴジラはきぐるみで映してほしいと思う所があるから、ハリウッド版のゴジラはこのままで、また日本で作るときはきぐるみでやってほしいなぁと思ったり。

 今作の怪獣は神話的な存在かつ、災害の化身みたいに描かれてるんだけど、あの辺りの設定とか演出が好きだなぁ。

 古くからゴジラモスララドンの言い伝えがある一方、キングギドラはあまりにも恐ろしく、忘れたい存在故に言い伝えが少ないみたいな、過去の歴史の文献などに怪獣が記録されてるって設定がすごい好きなので・・・

 ゴジラキングギドラも、多分日本神話とか伝説の生き物から着想を得てるのは間違いないだろうし、そういう設定ってすごく相性が良いと思う。

 怪獣が世界各地に眠ってるから、南極、メキシコ、ボストンと戦う場所が分かりやすく変わって、戦いも世界規模になってて、あまり日本だとこういう展開見れないよなぁ・・・

 まぁ、でもファイナルウォーズも一応世界各地渡り歩くように戦ってたけどネ

 災害の化身って部分は、個人的にラドンが飛んでいくだけで大きな被害を受けるメキシコのシーンが良かった。

 ただえさえ、怪獣同士の取っ組み合いが起きるだけで大災害みたいな感じなのに、通り過ぎるだけで大惨事って、流石は地球の生態系の頂点に立つだけのことはあるなぁ・・・

 あと生態系の頂点に立ち、地球環境のバランスを保つ役目を怪獣が担っているみたいな設定も好きだけど、環境汚染や戦争を繰り返す人類は地球にとっての病原菌だみたいな話は少し説教っぽくてちょっと苦手。

 人類も自然の一部だ云々かんぬん・・・

 ゴジラが恐怖の象徴ってのはいつも通りだけど、相手がたとえ環境破壊や戦争を繰り返す人間であっても、敵意がなければ襲わないってのは珍しくて新鮮だった。

 昭和ゴジラやファイナルウォーズみたいな地球外の怪獣を相手にする時は一応人類の味方をしてくれるゴジラを、ヒーローゴジラって言うらしい(昭和ゴジラは見たことない)けど、今作のゴジラはいつものゴジラとそのヒーローゴジラ路線の中間点みたいな感じで、いい塩梅だったと思う。

 ゴジラ映画って、人間ドラマパートが退屈で、そこをいかに退屈させないかで名作か否か決まるみたいに思ってる節があるんだけど、今作は人間ドラマがちゃんとあってその上、ゴジラ達怪獣との結びつきが強くてそこも良かった。

 映画評論家曰く人間ドラマはダメらしいけど、家族モノとして良かったんじゃない?

 人間サイドの主人公のマークは息子をゴジラに殺されたから憎んでる、その元妻のエマは怪獣を殺す反対どころか、怪獣を目覚めさせるべき!人類は戦争とか環境破壊しすぎだから、ゴジラ達にボコボコにされてバランスを取り戻そう!みたいなやべー人。

 これが自然派ママですか。

  人間サイドも一枚岩にはいかず、モナーク環境テロリストとの対立があって、「怪獣映画なのに人間同士で争ってどうすんの」って思ったりしたけど、その環境テロリストとエマが話を引っ掻き回して、キングギドララドンと次々と怪獣を目覚めさせたりと、話をどんどん盛り上げていくのでまぁヨシ!

 唯一欠点らしい欠点を上げると、吹替版だとゴジラのテーマ&モスラの歌→エピローグ→日本語版主題歌と、もう少しなんとかならんかったのかみたいな構成が残念だった。

 こればかりは吹替版を見た自分に責任があるし、日本語版の主題歌って存在を忌み嫌ってる訳でもないし、歌自体も良かったんだけどね・・・

 やっぱりゴジラ映画は、ゴジラのテーマがエンディングに流れて終わるのが個人的な理想なので・・・

 まぁ、ほんとそれくらいしか欠点がないような、いい映画でした。

 ラストシーンもこれからの展開が気になる感じで、次回作のゴジラ対コングも楽しみだ。でもその前にキングコング見ないと。

 ハリウッド版ゴジラも慣れてきたけど、やっぱり日本できぐるみのゴジラが暴れる映画をまた見たいなぁ・・・

 これを機会に過去作を見ていくのも良いんですけど、出来ることなら、シン・ゴジラに続く新しい日本ゴジラが見たい。